2017年06月29日 (木)13:04 のアーカイブ

6月29日 兼 出張報告 DAY3-1

2017年06月29日 (木)13:04

前回は
6月26日は小笠原諸島が日本へ返還された日
というお話でした。

今日は6月29日。じつはこの日も
小笠原諸島にとって大事な日です。

2011年6月29日、小笠原諸島が世界自然遺産に正式に
登録された日なんですよ。

自分たちがお邪魔している間、父島に
 小笠原
世界遺産センターがオープンしたんです!

ここでは、小笠原諸島が世界遺産に登録された経緯や
そもそもなぜ登録されたのか?ということを知ることができます。

「小笠原は世界自然遺産」というイメージは
なんとなくあったものの、詳しい理由は

 ざっくり
自分もこの程度しか知らなくて・・・

というか、そもそも意識したことなかったんですよね(すみません)。

よく、テレビとかでガラパゴス諸島は独自の進化を遂げた・・・とか
特有な生き物がいっぱいで・・・とかありますが

自分の住んでる国にも、こんなところがあったんですね。
海外に行かなくてもいいんですよ。

小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」とも言われているそうですよ。

小笠原諸島の島々は、一度も大陸、日本の本州や他の島と陸続きに
ならず独自の進化を遂げた生き物、そこでしか見ることができない
「固有種」が数多く生息しているそうです。

その固有種のひとつが
 このカニ様。
「オガサワラクロベンケイガニ」といいます。

名前にオガサワラが入っているとおり、現在のところ小笠原諸島にしか
生息が確認されていない種です。

ちなみにこのカニ様は
 スタッフが
出張3日目に採集してきたのです。
よく来てくれたなあ・・・。(勝手に捕まえたの自分たちだけど)

というわけで、ここからは

 出張報告も含め
お話していきます。

3日目は、父島内をレンタカーで回りながら
観光局の方に色々と案内をしてもらい
同時に

 生物採集も
行いました。(↑このあと典型的に足を滑らせ、以降ずっとク〇ックスで
秋田まで過ごす)

父島には一般国道なるものがありません。
車が走れる大きな道路は主に東京都管轄の「都道240号線」なるもののみです。
距離もそう長くはないので、都道240号線を走破することは
そう難しいものではないのですが
少し走ればこんなところあんなところで
目が奪われっぱなしです。

人が生活している地域から離れると
 よく
こういう場所を目にします。

ここから先は
 おいそれと
入ることのできない区域です。

徹底的に「守られている地域」です。入る場合は、専門員が一緒じゃないと
行くことができません。

中にはどんな世界が広がっているんでしょうね・・・。
いつか入ってみたいなあ・・・。

さて、この前日に
車で島内を回る場合
ある動物に気をつけろといわれました。

もちろん、ここ父島に生息する生き物に対しても
 注意必須ですが
(↑秋田では絶対に見ることのないオカヤドカリ注意)

「カーブ曲がったらいたりするから」と・・・

実はこの時ちょうど
「昨日カーブ曲がったらいるからなんて言ってましたね」とか
言ってたら

いたんです。
 しげみの
黒い影!
 何だか
わかります??ヤギです。

小笠原の人たちは「ノヤギ」と言っています。

ヤギはもともと小笠原諸島にはいませんでした。
過去に食糧として持ち込まれ、その後野生化し、数が増えたそうです。

ヤギは草を食べます。
数が増えたヤギは山に生えている植物を食べ、植生にも影響を
もたらしています。

「あそこにもいる」と上を見ると
 なんと

険しそうな山肌を
 群れで
上っていくノヤギの集団が・・・。

それまでそこにいなかった生物が突如入り込むことで、生態系が崩れると
いう話は小笠原に限った話ではありません。
むしろ現代では「よく耳にする話」の部類だと思います。

日本産の淡水魚が外来種によって減少したとか、
それまで人里に姿を現すことなく生きていた生き物が
降りてくるようになったとか

小笠原では、ノヤギの駆除活動が行われており
少しずつもとの生態系に戻りつつある地域もあるとのことです。

ノヤギがいる部分とそうではない部分を明確に分断し
(保護区の写真)
また、銃器による駆除も行われており
ノヤギの数は減少傾向、生態系も時間はかかるものの
戻る気配が見られている地域もあるそうです。


外来種外来種と言われますが
持ち込んだのは人であり、その生き物たちは
そこで生きようとしているのであって

駆除というのは、具体的には
命を奪ってあるものを守るわけで
(そうではない例もあります)

こういう問題に大正解はあるのでしょうか。

ノヤギを見つけたときに
「あっ!本当にいた!!」と
カメラを向けた自分でしたが

「ノヤギ見つけたときが、観光客も一番喜ぶんだよなあ」
と言われたときに、なかなか重いものがありました。
と同時に、どきっとした自分。

だって、ヤギなら秋田でも見れるでしょ。
動物園とか、牧場とか。
秋田にもいるでしょ。

なんでここでヤギみて沸き立つの。
それは今問題にされている生き物だから。
「小笠原にいるヤギ」だから。

でもそれは本来であればいない場所で
問題提起されている生き物だから
「見つけた!」ってなってる。

そういう問題に向き合っている人たちがいるのに
自分はなんて単純なんだろうと思いました。


仮にも、水族館スタッフなのに。。




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