ジェンピーズ2013の今

6。
GAOでは過去最高の数字。。

何の数字かというと・・・
2013年ジェンツーペンギンのヒナ、6羽誕生~!!

今年は3組のペアが2個ずつ卵を産み、その卵すべてからヒナが孵化したですよ!!
いや~これは本当にうれしい!


こちらは孵化してまもなくのバンド色青黄(オス)×紫(メス)ペア、キムラ夫妻の写真。
灰色の背中が2つ♪

 こちらは
バンド色赤(オス)×オレンジ(メス)ペア、アカオ夫妻。
1羽のヒナちゃんが首を持ち上げていますね!

実はここのヒナちゃん2羽、順調に育っていたわけではなくて・・・。
片方のヒナばかりが大きくなり、もう片方の体重がなかなか伸びなかった時期がありました。

ジェンツーペンギンの場合、1組のペアから2羽のヒナが孵化しても
順調であれば2羽とも成育します。
卵から孵化したばかりのときはあまり体重の差がありません。
(イワトビペンギンの場合、2羽孵化しても最初から差が開いているので
野生ではたいてい1羽のみが成育する)

ですが、孵化した日が1日違うだけでその後の体重の伸びが異なってくる場合があるんです。
そうなってくると、やはり大きなヒナのほうが勝ってしまうんですね。

アカオ夫妻のヒナ2羽の体重が開き始めてしまい、小さなヒナちゃんは
もう1羽に比べて痩せていました。
獣医に診てもらい、「お腹にガス?がたまって、うまくエサの消化が出来ていないのかも・・・」
ということで薬を出してもらいました。
さらに鼻水が気になるとのことでお薬。
薬を与えるのと共に、体重の増加が少ないということで補助的に人がエサをあげました。
でも基本的には、親元に置いておくことにしました。

続けること数日。

どうなったかというと・・・・・

 じゃんっ♪

 2羽のヒナが
ちゃんと親の足元にいます!!
親と、大きいほうのヒナにはさまれて・・・・・。。

投薬と、補助的な給餌を始めてから数日。
小さなヒナちゃんは自分の力で親からエサをもらい、順調に体重が増え始めたんです!!
数日で、補助的な給餌をしなくても大丈夫になりましたよ♪
こうしてみても体の大きさがあるような気がしますよね。
でも、ヒナは両方とも大きくなっており、両方とも親からちゃんとエサをもらっています。

あとの2組のほうは、

 どーん。
キムラ夫妻のヒナ。
・・・これ、親の保温必要??

 こっちは
バンド青(オス)×黄(メス)ペア、アオキ夫妻。
キムラ夫妻のヒナに比べればまだちょっと小さいですが、こちらも順調に2羽のヒナが育っています♪

アオキ夫妻は、昨年2羽のヒナが孵化しましたが2羽とも亡くなってしまいました。
今年はどうなるかな・・・とちょっと心配していたのです。
2羽のヒナが亡くなってしまったあと、夫妻は巣を離れ、他のペアの子育てを見ていました。

今年は、昨年と巣の場所も変えて
(というか、作らせないように岩を山ほど置いた)
子育てに励んでおります!
本当に良かった♪

今回の写真は時間的にヒナのお昼寝タイムだったようで、
顔はあまり写っていませんが・・・展示場の中を走り回る6羽のヒナを早く見たいですね!

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