ホッキョクグマ クルミの出産について

2012年12月04日

 ホッキョクグマクルミの産室に設置している赤外線カメラの録画映像を確認したところ、本日午前6時38分に仔獣の鳴き声を確認しました。6時26分からクルミの鼻息が荒くなりはじめており、この12分間の間に出産したものと判断しました。

 ホッキョクグマの産仔数は1〜4頭であり、2頭の出産が最も多いですが、現在のところ産仔数は1頭のみ確認しています。

 産室のカメラは一部死角があり出産の瞬間はその死角で出産したようです。仔獣の姿を映像で確認したのは本日8時26分にクルミが仔獣を口にくわえ、体勢を変えるその一瞬のみでした。

 19時40分現在クルミは産室内で両前脚の間に仔獣を抱きかかえているようです。仔獣は時おり大きな鳴き声をあげています。

 ホッキョクグマの出産自体は決して珍しいものではありませんが、産まれた仔獣が半年以上生存した例が国内では1割程度です。今回の出産に関しても今までのところ仔獣への授乳を正確に確認していません。仔獣は母乳を全く飲まなくても丸2日は生存するようです。当館では本日から3日後の12月7日まで生存していれば仔獣が母乳を飲んでいると判断します。これはクルミが今回初産であり、例え仔獣の授乳している姿を確認してもクルミの母乳が出ていない、もしくは仔獣がうまく母乳を飲めていない可能性があるからです。

 クルミの出産は大変喜ばしいことでありますが今後も注意深い観察が必要となります。今後も情報を随時更新いたしますので皆様にはクルミの子育てがうまくいくようお祈り頂ければ幸いです。