男鹿の海に、戻ってきてね。

春かな~なんて思っていたのに
寒かった3月の3連休。

残念ながら、連休初日はお休みさせていただきましたが
20日、21日は
 「ハタハタ学習室」
開催できました!
寒い中、参加してくださった皆様ありがとうございました~。。

今回のハタハタ学習室は、ハタハタの稚魚の放流をもちろん行ったのですが
じゃあなぜ放流をするのかというと、ハタハタは昔た~~くさん獲れていたのに、
今は1年に獲ってもいい量をあらかじめ決めて、漁をしなくてはいけませんね。

そうなったいきさつ、これまでの漁師さんや地元の方の努力等々があって
今も食卓にはハタハタがあがっているわけですが
そんなお話を、まずはスタッフがほんの少し紹介。

 講座が終わったら
外に出ます。ちょっと寒かったですね・・・。

 一人ひとり、
手にしたバケツには

 ハタハタの稚魚が!

 大きさは2センチほどでしょうか。
こんなに小さい体で泳ぎださなきゃいけないなんて・・・。

私たちが普段というか、食卓で見る姿は
 こういう姿ですが
稚魚からこの大きさになるまで(10~15センチ程度)は4~5年くらいかかるそうです。
 
 元気でねと
願いを込めて

 海に放します。

 

バケツから飛び出していったハタハタたちは
よ~~く見ると見えるのですが、小さくてなかなか・・・

 と思って、
やってみたことがあるのです。

 こちらのモニターには、

 水中の様子が
映し出されています!

今回、海の中を泳ぐハタハタの稚魚が少しでも見えないかと
 水中でも撮影なカメラを
準備しました~。

 左はじの
彼が持っている水中カメラには、バケツから泳ぎだしていく稚魚たちの姿がはっきり映っていましたよ!

え?映像は無いのかって?

残念ながら・・・。

まあまあ、参加してくださった方たちだけの宝物、ということで・・・。

ハタハタは本来、深海に生息しており繁殖の時期になると産卵に適した藻が生息している
「藻場」に一斉に押し寄せます。
メスはそこで卵を、オスは卵に放精を行います。

そこからまた新たな命が生まれますが
卵から生まれ、再び自分の生まれた場所で次の世代を産むことができるハタハタはほんのわずか。
(一説には孵化したうちの2~3割程度といわれています)

この日、泳ぎだした稚魚のうち
1匹でも男鹿の海に帰ってきてくれるんでしょうか。

帰ってくるのは数年後。帰ってきてくれるような海であってほしいですね。

「あってほしい」と言ってしまうとなんだかよそから傍観しているような言い方だから、

「しましょう!」にしておきます。

ハタハタが帰ってきてくれるような海にしましょう。

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