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12月4日、ホッキョクグマモモ
初!無事出産しましたね!
(4日から数日間不在にしておりました)
お知らせにもありますように、出産は2頭と確認されましたが

その後、1頭は死亡した可能性が高いことはホームページ等で
報告させていただきました。
現時点ではもう1頭は元気な鳴き声も聞こえ、授乳の時に聞こえる独特な音も
響いており、ちょっと大きくなってきたせいかたまに姿が見えることもあります。

モモの前脚の間に入り込もうとする後ろ姿。

母に登ろうとする後ろ姿。
野生下では、出産を控えたホッキョクグマは雪に巣穴を掘り、その中で出産します。
出産後も仔グマが歩けるようになるまで、母ホッキョクグマは絶食状態で子育てを
続けます。絶食は3か月にも及びます。
外に出てエサを探して移動を続けるわけですが、まだ仔グマには授乳を続けながらの
移動です。
また、オスのホッキョクグマは仔グマを殺すこともあるといわれており、オスの存在を
気にしながら移動しなければならないのですが・・・
その緊張感はどんなのもか。いつまで続くんでしょうか。
ここは水族館ですから、野生とは大きく異なる環境下なわけですが
今モモがいる外部がどうなっているかをモモ自身が知る由もありませんので
仔を育てていることが本能ならば(誰に教わったわけでもないのにね)
警戒心や緊張感は持っているんだと思います。
出産前から子育て中のホッキョクグマは非常に神経質と言われていますので
今親子が落ち着いて過ごすことができているのであれば

それはほんの少しも崩さずにいたいものです。
破壊神だお転婆だと言われてたモモの

このお顔よ。
お母さんになったね、などと思うのはヒトの先入観とか
思い込みなのでしょうが
(掲載前に再度見直したら「・・・疲れか?」とも思いましたが
そりゃあ疲れもあるよね・・・)
この場を借りて言わせてほしい。
モモ頑張った!
まだこれからって感じかもしれないけど、引き続き頑張って!!
もちろんコグマも母と頑張れ!2頭分元気に大きくなるんだよ!!

そして豪太が偉すぎる。
豪太がいなきゃ、今回を含めたホッキョクグマの3例の出産は無いのです。
飼育下ホッキョクグマの繁殖において、仔グマが出産後数日以内に死亡するケースは
決して少なくありません。
これまで、国内で生まれたホッキョクグマは187頭(※今回のを除く)。
そして半年以上生きた頭数は35頭。
初の子育てに直面しているホッキョクグマモモとGAOで生まれた命を
引き続き見守っていただければと思います。
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