はぴば~すで~トンち~♪

ちょっとさかのぼりますが6月20日は
 
カリフォルニアアシカのトン吉の4さいのお誕生日でした~☆

当日は、
 氷をプレセント☆
冬、トン吉の展示場に雪が降ったときのことなんですが
雪玉を投げたら口でキャッチしてはしゃぎまわって、雪の上でごろごろして、
とってもうれしそうでした。

これはもしや・・・冷たいもの好き?
と思い、シシャモの入った氷をプレゼントしました!!
お気に召しますかねえ??と思いながらこっそり陰から観察。

 まずは

 このおっきいの!
水中にシシャモ入り氷を持っていきました♪

 つぎは
どれにしようかな・・・

 これかな・・・

 こっちの
おおきいのもいいなあ・・・

 でもやっぱり
このへんのかなあ・・・

 あ、
こっちにもあるし・・・どうしよう・・・・・

思った。
・・・・・悩みすぎ。

氷は逃げないよ、と言おうと思いましたが
氷は溶けちゃうんだよね。

また作ってもらえるから大丈夫だよ~。

トン吉、4歳のたんじょうびおめでとう!!
個人的には、冬が待ち遠しいなあ。。
早くトンち~と雪で遊びたいんですもん!!

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以前、当館で
ホッキョクグマの屋外の展示場で紙を捨てた中学生がいました。
紙は幸い観覧側に飛んできたのですぐにスタッフが拾いました。
そのスタッフはその中学生の集団に対して
「ちょっと聞いて!みんなが今捨てたこの紙をホッキョクグマが食べたら
お腹を壊してしまうんだよ。死んでしまうかもしれないんだよ。
絶対にそんなことしないで」
と言いました。
中学生は下を向き、その場を去っていきました。

紙くらいで、と思われるかもしれませんが
可能性としては大いに考えられることです。
実際、人間の捨てたゴミをたべたことが原因で命を落とす生物が
野生にも数多くいます。

動物園水族館で生き物に真剣に直面しているスタッフは
目の前の生物と
今自分のやってることは大丈夫なの?と
少しでも何かプラスになるものがないかと常に思いながら
対面しています。

自分の担当する生物に
どうしても会いたくて会いにきたという声を聞けたら
本当に本当にうれしくなります。

その生物を好きになったとか
大きくなってよかったとか

以前「(動物園水族館の)スタッフは生物のマネージャーであれ」という言葉を
聞きました。
この言葉はなんて的確なんだろうと思っています。

健康管理というものは、日々小さいことの積み重ねです。
1日1日単位でも見ても何ら変わったことは見られなくても、
その生き物が健康的に生き、魅力を発揮してくれて、
その生き物に会いに来てくれる人が増えていくこと。

動物園水族館の生き物の魅力を引き出す最大の根本は
「健康的であること」だと思っています。
その根本を人間の手で故意に奪うことは、絶対にしてはならないことです。

人間の単純な行為一つで、生物の命の行く先が決まるんです。

自分以外の生きている命に対して
故意にいたずらをすることや
嫌がることをすることは
絶対にやめてください。

そもそも、動物園水族館というのは
本来生き物が生きている環境とは大きく異なった場所であり

そこにいることが、生きることを脅かされたり
命を奪うことにしか
繋がらないのだとしたら
そんな場所はなくなってしまうべきなのかもしれません。

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