ゴクウとたんぽぽ

ゴマフアザラシのゴクウ。

カリフォルニアアシカのたんぽぽ。

ゴクウ。

たんぽぽ。

2者・・・というか、2種というか
分け隔てるものなく

遭遇~。。

たんぽぽ、ゴクウと一緒にエサのじかんです。

こうしてみるとたんぽぽがでかく見える・・・。
それに加えて、アシカとアザラシの体のつくりのちがいが
よくわかりますね。

陸を動くとき、アザラシ(右)はお腹を床につけて
陸場を這うように動きます。
そもそも後ろ足(ヒレ)で床を蹴ることはできません。

アシカは

足がヒレ状でも、前脚と後脚で体重を支えて動くことができるので
(床がつるつるだと前鰭の力で滑ってくることもありますが)
段差も軽々上がってこれるので、陸上移動のバリエーションが
アザラシよりもありますし、機敏性があります。
(怒るとアザラシでもアシカでも陸上を素早く動くので
油断はできない)

ここまでくるのには階段があるので、アシカのたんぽぽに
来てもらったわけです。

もちろんたんぽぽを今日急にとつぜんここまで連れてきた
わけではありません。

ゴクウが展示場の中にいる状態でアザラシのそばまで連れてきたり、
ゴクウが外に出ているときに離れたところから互いが見える位置で
エサをあげていたり、ちょっとずつ距離を近づけていった次第です。

ゴクウをもっと近くで見たいたんぽぽ。

写真ではあまり感じられませんが、ゴクウはほとんど動じない。
たんぽぽはちょっと焦り気味のようでしたね。
お姉さんにしっかりついていますが、動きがせかせかしていました。

でも声をかけるとちゃんと顔を合わせてくれますし、
エサも食べますので、嫌悪感はなさそうです。

それに加えて、たんぽぽにエサをあげてるこのお姉さん

たんぽぽ嬢がものすごく気を許しているヒトなのです。

何でしょうね、自分がこれと同じ事したら
超目を見開いて我慢されたんですけど・・・

「今一番安心できるヒトなんじゃない?」って言ったら
「下僕なだけですよ~」って返ってきました。
でも基本的に下僕であるべきだと思う。。

今は両者を合わせても特に心配はないと思ってもらうのと
慣れが最優先なので、声をかけながらエサを与えていきます。
まずは安心、欲を言えば生き物にとっていい刺激があったり、
楽しいと思ってもらえたらいいんですけど。

ゆくゆくは、

2種の体のつくりや動き方の違いなどを同時に見てもらえるように
したいと考えています。

もし練習時間に遭遇した場合、お客様も大切な
練習要員になっちゃいますので、ご協力よろしくお願いします。

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