帆船「日本丸」船川港に来る!!

男鹿市の港「船川港」は今年で築港100周年。
それを記念して、8月5日、船川港に帆船「日本丸」が入港しました!

日本丸は大型帆船の航海練習船。
将来航海士になる方々の乗る「航海実習船」というそうです。

大型の帆船を男鹿で見ることができるなんてまたとない機会!!
帆船といわれてヨットしか浮かばない私にとっては・・・
それは見にいかないとです~。。


でかっ。
もちろんこんな大きな帆船を見たのは自分ははじめてです!

しかし・・・帆船の「帆」がたたまれていますね・・・。
本来、帆をひろげたりする訓練は陸岸から離れた海上で行う訓練なんだそうで、
帆をひろげたり、たたんだりする作業を見ることは滅多にできないそうです。

この日の13時から予定されていた「セイルドリル」。
セイルドリルとは、帆を広げる・たたむ訓練を行うこと。この日は特別に、この港に着岸したまま
セイルドリルを行うということで、帆をひろげる瞬間を見届けたいと思います!

私は知らなかったんですが・・・
帆を広げる作業はすべて手作業。一時間ほどかかるんですって。
(がばっとひらくと思っていた人)

 ちなみにこのマスト。
一番高いところでなんと50メートル近くあるんです!
このマストの上まで、乗船員の皆さんが登り、手作業で帆を広げるのです。
この写真でも、人が登り始めているはずなんですが・・・それほど大きいんです。

 太いマストを登っていき、

 何十メートルも上のマストへ・・・
人の大きさをみていただくとわかりやすいかと思うのですが、とにかく一つ一つが大きい。
一番大きいこの横のマストだけで、重さはなんと2トンもあるとか!

学生さんたちは、裸足でどんどん登っていき、帆を束ねているロープを手際よくはずしていきます。
チームワークが大事な作業ですよね、これは。

 帆を束ねているロープがほどけたら、

帆をすこしずつおろしていきます。
この帆をおろす作業にも、順番があるらしく、その順番どおりに人力でロープを引っ張って
帆を張っていきます。

 最初の帆が開きました!

 順番に帆が張られていきます!

そして

 すべての帆が張られました!
この日は快晴で、青空に白い帆がま~映えること・・・。
とても綺麗でした。


風も少しふいていたので、帆が綺麗に張られていました。
この姿は「太平洋の白鳥」とも呼ばれているそうです。う~ん、まさに海上を飛ぶ白鳥ですね、これは!!

帆を張った姿は
 離れたところからも見えましたよ。

ちなみにこの日本丸、8月の9日14時に船川港を出港します。
それまではこの船川港に停泊しているそうです!
帆を張るのは通常では沖で行う訓練ですので、帆はたたまれていますが
8日までの間は、日没から22時の間日本丸が
 美しくライトアップされていますよ♪

9日の出航時(14時少し前から)には各マストのロープなどの上に実習生さんたちが並び、帽子をふりながら
挨拶をする、帆船の最高儀礼「登しょう礼」が行われます。
ぜひ、船川港へ!!

 

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