茶と白と

最近雪が溶けてきたなあと思うのですが

それと共に

誰かさんが


茶クマになる確率が上がるのですよ。
もちろん茶色いほうがクルミ、白いほうが豪太なんですけどね。
この日の茶色っぷりはも~すごかった。

最近はこの大きな丸太のそばが気に入っているのか、2頭ともここにいることが
多いです。
 ごろごろしながら、

 トンネル工事。

 クルミちゃん、夢中みたい…。

 そっち、ちゃんと掘ってる?!
ぼく、掘ってるよ~。。

茶色くなってからも
 豪太と遊ぶので、






 豪太も次第に茶クマ。
おそろいがいいのですか、クルミ姉さん。
それにしてもこの日の茶クマっぷりはすさまじかった。
「シャンプーしてみたいなー」というお客様がいましたが、同感です。。

さて、この2頭ですが。
もちろん常にじゃれあっているというわけではありません。
現在のところはっきりと交尾しているところは確認できていません。
その体勢をとろうとしている場面は何度もありますが。

 豪太がクルミを
追いかけているときもありますし、

 クルミを囲っている
ときもありますし、

 互いに
プールを隔てて互いの様子をうかがっているときもあります。

じゃれあっている中で
 交尾の体勢に
持っていこうとしたり。

豪太にとってメスのホッキョクグマとの対面はものすごく
大きな出来事だったことと思います。
この2週間で私達もはじめて見る光景を目の当たりにできているのです。

2頭が同居を始めて2週間。
豪太がおもちゃでクルミの気を引こうとしている場面や、2頭が豪快に遊ぶ姿を見ながら
豪太がGAOに来て、そしてクルミが釧路から来てくれたことを想うと・・・。
明らかに豪太は今までとは違う姿をみせてくれています。
もちろんクルミも。
私たちは日々、貴重な瞬間を目の当たりにしているのです。
すべてのことに、感謝です。

はっきりいって、豪太とクルミがこの先どうなるかは現時点では「未知」です。
現在、豪太とクルミが同居開始から2週間。
2頭をあたたかく見守っていただければと思います。

水族館という限られた環境ではありますが、そこにいる生物達に対しては
ベストを尽くすことが水族館スタッフの義務ですので、ホッキョクグマだけではなく
生物達へは敬意を払い、感謝の気持ちを忘れることなく、『何が大切か』を常に
考え、人間ができる限り最大の行いをしていきます。

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