419の日と愛のヒレ

4月19日は4・1・9で「しいくの日」。
2009年、日本動物園水族館協会が制定した日なんです!

この日は日本国内の動物園水族館で、年に一度の飼育の日ということで
各園館でそれぞれ独自のイベントを開催します。

今年はGAOも参加させていただきました!
人数限定でしたが、朝早くから来てくれた方ばかりで
本当にありがとうございました。

ピラルクをはじめ、

おでかけ水族館で
人気のリクガメたち、

アシカの
トン吉へのエサやり体験をしていただきました。

この日最後のしいくの日特別イベントのしめくくりは、

クマの手観察窓からの
エサやり!普段はここは閉じてますからね、ここにクルミが来ると
一番近い距離でクルミ様とご対面できるのです!

「え~それでは、

クルミに、

ここに
来てもらって、おやつの野菜をあげてもらいたいんですが・・・

来ないですねっ♪」(笑)

隙間から
必死で呼ぶ獣医。
それを

知ってか知らずか
遊びまくるクルミ。
おやついらないんですか~・・・。
としばし待っていると

ちゃんと
来てくれて、おやつを食べていきました・・・。。

また来年もやりたいですね♪

さて、昨日はいい天気だったので
ゴマフアザラシの
こまち親子も大人気でした。

あら~
かわいいお顔♪
生まれて4日。体つきも少ししっかりしてきたかな?

あ、こまちママ。

水の中に
誘ってるのかな?
そのせいか
水中偵察。

・・・・・。

もいっかい
水中偵察。

・・・
長い。

おかあさん
待ってるんだけど。

泳がないなら

親子で
ひなたぼっこ。
そーこーしてたら

こまち
スイミングスクール開始!

にしても
こまちの赤ちゃん、すでになかなか

泳いでいる。

息継ぎだって
平気。

ファルコン。
(このネタもう古いかもしれない・・・)

水の中に
いる時間も長くなってきました。

スイミングスクールが終わったら

そろそろ

お乳の時間ね。
おなかすいたな・・・

もちろん、赤ちゃんも水から上がらなくてはいけません。

このにせもの氷、つるつるしていて(←今後の改善点)
赤ちゃんはここから上陸することにまだ慣れていません。
(ここではないところからはちゃんと自力で上陸できるんですよ)

でも、このにせもの氷の上は平らで、授乳するにはこまちも体勢がとりやすそうで
たいていここで授乳をします。
そういえば、生まれてから初の授乳もこの上でしたからね。

ここから、自力で上陸できれば
もうひとつ安心が増えるのですが・・・

そんなときは

こまちママが

そっと手助け

もとい

ヒレ助け。
こまちママ、ヒレを動かし赤ちゃんを陸のほうに押し上げるのです。
こまちすごすぎ。
これを「愛のヒレ」と呼ぶことにしよう。

そして即座に
はい授乳。
はやっ。

赤ちゃんも
こまちママのおっぱいの位置がわかるようになったのかもしれませんね。

授乳タイムが終わったら

お昼寝・・・。

こまちママ、
リラックスの時間も大切ですからね。

ふあ~あ。
あらお目覚め?

遊びに行く前に、
腹ごしらえ。

スイミング。
泳いだら、

おなかすいた!
なぜか果敢ににせもの氷からの上陸を試みる赤ちゃん。
また「愛のヒレ」が見れるかな・・・?と思いきや、

自力で

上陸!!
自力でにせもの氷の上に上陸することができるようになったのです!!!
見守っていた担当、涙。

このあとはもちろん
はい授乳。
はやつ。

これでまた
安心が増えましたね。

こまちは人の手で育ったゴマフアザラシです。アザラシに育てられたアザラシではありません。

こまちの妊娠がわかったときから、出産した場合どうなるんだろうと思っていました。
自分の産んだ仔に対して「これ何?」な感じになってしまうのではと・・・
そのため、人側で育てるための最低限の準備はしてありました。

出産後動き回る仔に対して、こまちは初めのうちは少し戸惑っていたようなものの
常に離れず、鳴き声に反応し
初めて授乳をした瞬間は本当にうれしかったと思うと同時に
こまち、すごい!と思いました。

時間が経つにつれ、次第に安定してきたように思います。

出産後の様子を見ていたスタッフが、
(本来の)子育てを受けていないのにどうしてそれをできるのか、
やろうとするのか・・・と言っていましたが
どこでそのスイッチが入るのでしょうか。
それが本能なのだと思うのですが、それを引き出す何かは
どのポイントにあるのか・・・本当に不思議です。

とにかく、こまちのママっぷりには本当に驚きですね!
まだまだ油断はできませんが、ちゃんと大きくなってくれますように!

さてさて、「こまちの赤ちゃん」というのもね、あれなんでね、
仮名でも
いかがかな~と思い・・・

「ゴマフアザラシの赤ちゃん+こまちで、ごまち」
「ちいさいこまちで、こまこまち」
「ロシア(フランスだったっけ?)語のかわいいを意味する言葉で、シュー・・・(忘れちゃった)」

そこで若いスタッフに聞きました。
「こまちの子どもでメスなので、こまこ って呼んでます。」

それです。
仮名「こまこ」。

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