屠体給餌 豪太編

2020年09月04日 (金)15:43

日にちあいてしまいましたが
8月23日の屠体給餌、今日は






オスの豪太編をお送りします。
ユキさん編はこちら

今回も、豪太にほぼ丸ごとのイノシシを与えている画像が続きます。
苦手な方はこれ以降ご遠慮くださいね。




豪太にはユキさんのよりも大きい、5㎏のイノシシを
与えました。






青い大きなバケツの下においてあります。
豪太まっしぐらです。

ホッキョクグマは嗅覚がすぐれているといいますから、
豪太より先のユキさんに与えたイノシシの匂いを
もしかしたら察知しているかもしれません。









はじめて目にするものじゃないかな。






くわえてちょっと持ち上げて






落とす。






またちょっと持ち上げて






落とす。
何でしょうね、ユキさんもこれ何回か繰り返してたんですが・・・






これ・・・(なんかユキの流れと一緒)


いただいていいのですよ。






豪太がよくお昼寝してる場所まで持ってきて、






がぶっ!と食べ始め!!

ここまで豪太3分ほど。
ユキは数十分ほどかかりましたね。






一度かじりついたら






あとはもう夢中。てか早い早い。






前足も使って






どんどん






食べ進めていきます。

それにしても、






豪太、やっぱり食べるの早いな~。
5㎏の肉の塊って、相当なもんよ。






こっちもちょっと食べ疲れたか。






ぼく、たべるの上手でしょ。






時々、前足についたかけらも残さず食べてます。






かみしめてる?






肉がほとんど残ってない。





ユキさん的完食は3時間ちょっとかかりましたが






豪太的完食は1時間半でした。
骨のかけらしか残ってませんでしたけどね。






ごちそーさまでした のお顔。
(・・・残骸は?)




GAO初の屠体給餌、豪太もユキもほとんど残さず
食べてくれました。

イノシシ食べて大丈夫だったんですか?という声も
いただきましたが・・・翌日2頭共に変わらず元気でしたよ。

うんちの中に細かい残骸は出てきたそうですが。



ユキさん編と重複してしまう部分もありますが、屠体給餌の
目的の一つにエサを食べるのに要する時間を長くすることがあります。
豪太1時間半、ユキ3時間ちょっとということで
この目的は果たせたわけですが、この日見ていた
小学生が「おいしそうに食べるな~いつまでも見てられるね!」

と、家族で数十分間、ひたすら豪太がイノシシを食べている様子を
見ていたのが印象的でした。


ヒトが生き物を見る時間も長くなるという効果も
あるのかもしれない・・・。。


公式Youtubeには動画もアップされています。
お時間のあるときにぜひご覧ください。







豪太とユキに屠体給餌をしたことで、
いつもとは違う様子(警戒する、肉を骨からかじりとる等)を
見ることができましたし、2頭にとってはいつもとは違う
刺激になったと思うので、それはよかったなーと思います。
少なくとも見たのは初めてだったと思います。

と同時に、害獣問題として駆除されている
野生動物の多さにも気づいてもらえたのでは
ないかなと思います。

実際、この日来ていたお客様の中にも
「駆除されても、てっきりちゃんと加工して食肉として
食べられてるんだと思ってた」
という方、けっこういましたね。
「捨てる」という言葉には、問題意識を引き起こしてくれる
力がありますね。



Youtubeのページにも色々と掲載されていますが

動物園水族館で飼育されている動物へ刺激と変化を与えるということ

害獣として駆除された動物を廃棄するのではなくエサとして活用すること
(とはいっても飼育動物に与える状態にするには
技術、時間、費用を要するのでそう簡単ではないのが現状)

これをつなげることで、現代に生じている両者の持つ問題を
少しでも減らすことができるかもしれない可能性を持つ屠体給餌ですが


掘り下げると、色々な考えが出てきますよね。

ホッキョクグマがおいしそうにエサを食べててよかった。
駆除された命が無駄にならなくてよかった。
なかなか見ることができない場面を見ることができて
よかった。
駆除された動物がかわいそう。
飼育動物がかわいそう。
こんな残酷な場面、水族館で見せるべきじゃない。

じゃあ現実を知らずに、生き物と向き合いますか?
害獣害獣といってるけど、それはヒトが被害を
被ってるから「害獣」といってるだけで

豊かになっていくヒトの生活の中で
どの生き物が「害獣」と呼ばれるようになるのか
わからないです。

イルカだって、漁師さんの生活に打撃を与え始めたら
「害獣」と扱われる可能性も十分にあります。
かわいいから害獣じゃない?
害獣とするのも、かわいいから害獣じゃないとするのも
結局ヒトです。


そんな現実も、これからの動物園水族館は
伝えていかなきゃいけないとは思うのです。
少なくとも、今起こっていることを考える入口くらいには
ならないと。



こんなことを書いてホームページに掲載できるのも
豊かさの象徴であろうIT技術を使ってるんだから

矛盾だな。


少なくとも、豪太とユキが少しでも
プラスな方に感じてくれてたらと思います。
勝手ですね。



ありがとうございました。




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コメント 2 件

「生きる」ことの一つの目的は、新しい経験、つまり知らなかったことを知ることを通して、学び、考え、行動することにあると思います。ヒトも生き物も「生きて」いる以上、それなくして真剣に相手と向き合うことはできないはずです。
特に私たちヒトが持っている力は大きくて、そのために「生きる」が左右される生き物たちがたくさんいます。ヒトはそのことに自覚的になって、自分ではこれで十分だと考えている以上にもっと考えなければならないのだと思います。
このたびは素晴らしい出来事を共有していただき本当にありがとうございました。

ぺんぎん |2020年09月04日 (金)

※コメントに問題がある場合は削除する場合があります。

こんばんは。
私は関西人ですが、先日動物園にホッキョクグマを見に行ったばかりで、懐かしい思いで見ていました。
ただただ暑そうで、それでいて可愛く感じていました。

イノシシがエサに・・・見るのはちょっと抵抗がありましたが
駆除された命が無駄にならなくて良かったと切実にそう思います。

また遊びにきます。有難うございました。

みずほ |2020年09月05日 (土)

※コメントに問題がある場合は削除する場合があります。

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