ミスト設置!作業者側よりお伝えします(&担当者のつれづれ日記)

ホッキョクグマ豪太来館20周年プロジェクト
クラウドファンディングページ内活動報告にて
掲載させていただいた通り

2つあるホッキョクグマ展示場のうち1つに
ドライミストを設置しました!

 

 

出てますね~ミスト。
下に立つと最初はそうでもないけれど
次第にひんやり心地よさを感じます。

もちろん

 

 

高さは担当者と調整済です。
今日はこちらに豪太がいる日なので、高めの約3メートルから
ミストが出るように調整してもらいました。

それでは!ご~う~た~。

 

 

早速ミストの出る場所に行きました!
やっぱり気になるよね~。

 

 

しばし佇む。

 

 

涼、感じてるかな?

 

 

まだまだ暑い日が続きそうだから、涼んでね。

・・・・・待てよ。

 

 

あのしゅわしゅわしたの、どこから出てるんだ?

 

 

ここからだ!

 

しまった気づかれた!
破壊されるか?!と思いましたが

 

 

担当者監修の高さにより
さすがに届きませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

さてさて久しぶりにGAO関係ないコーナー
担当者のつれづれ日記。

8月15日、戦後80年。
自分の近い人に戦争を経験した方はいなくなりました。

以下の写真は2018年8月15日に初出のものです。
自分の母方の祖父が若かりし頃の写真です。

 

なかなかの美男子でしょ。

祖父は特攻隊でした。
飛び立ったものの飛行機の整備不良か何かで(おそらく)鹿児島県十島村の中之島に
不時着、そのまま終戦を迎えたそうです。

こちらとしては色々と話を聞きたかったところですが
「自分だけ生き残って。恥ずかしい。」という一言を聞いて以来
それ以上聞くことはできませんでした。

なぜかわかりませんが、祖父は同じ隊にいた方々の寄せ書きや
写真を丁寧にノートに貼り保存していました。
(1冊ではなく数冊持っていました)
みなさんそれぞれ持っていたのか、それとも
祖父が託されたのか・・・

そのノートの存在を知ったのは祖父が亡くなってからでした。

 

 

 

 

これを記した方はみな、もういません。
特攻でいなくなりました。別のページには、写真と
特攻に出た日が記されていました。

この祖父のことは前回書きましたが

そして数年前、祖母も亡くなりました。

祖母は兄弟姉妹が多い中の長女で、学校も十分に行かず
ほとんど兄弟姉妹の世話をしていたそうです。

そんな祖母は働けるまで働きました。
思えば、祖母の印象はいつも動いている人で
働きに外に出ている以外はいつも何かしら家事をしている人でした。

趣味とかをしていた姿といえば
新聞を読んでいる姿くらいで
何か他に、自分のために時間を費やしている姿を思い出せません。

孫の自分は十分すぎるくらいかわいがってもらっていたことは
記憶にあるのですが
「孫の成長が何よりもうれしい」という言葉に一つの曇りも
なかったのだと、今になって思います。

とにかく、自分以外の人のことを第一に気にする人でした。
祖母が、祖母自身のために何かをしていたことが思い出せない。

食べることが好きな人だったから、もっといろいろなところに
一緒に行って、色んなものを一緒に味わえればよかった。

戦争がなければ
祖母はもっといろんなことを知り、体験し、
いろんなことを見て知ることができたかもしれない。
観光地に出向いて美味しいものを食べた時にいつもふと
頭をよぎることがあります。

本当に祖母がとにかく自分の興味か好奇心かのために
周囲の人の事を気にすることなく動いた時を一度だけですが
はっきり覚えていることがあります。

言わずと知れた大曲の花火大会(全国花火競技大会)で
超長いナイアガラが始まったとき
桟敷にいたので座ってないと後ろの人が見えないので皆
座っているのですが
その時初めてナイアガラの花火を見た祖母が
思わず立ち上がったんです。

花火に照らされたその時の表情は今でも忘れません。

ですがその瞬間びっくりした自分は
「ばーちゃん、後ろの人見えなくなっちゃうよ」
と言って、ちょっと膝立ちの姿勢に直ってもらったんですが・・・

あんなに周囲の人の事を気にする人が、この時ばかりは
そういうことを気にすることなく咄嗟に体が動いたのだと思います。

注意されるまで、そのままの姿勢で
ナイアガラの花火の上から下まで
気が済むまで見てもらいたかった。
(桟敷席の真ん前はさすがに取れなかったんだよ・・・)

その後亡くなるまで、毎年花火の中継を見ながら
あの時の花火はすごかったと言っていたそうです。

 

戦後80年
自分は戦争を知らない人間ですが

ただただ普通に

戦争は起きてほしくないな、と思います。

 

 

的外れな終わり方かもしれませんが
笑顔になれる時間が増やせれば、と思っています。

 

 

 

 

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