今シーズン初産卵

先月から、ペンギン展示場に

 

 

キタイワトビペンギン用の

 

巣箱を置きました。

GAOには2種類のペンギンがいて、目を結ぶような白い帯模様の

体の大きいほうがジェンツーペンギン。

眼の上に黄色く長く伸びた飾り羽根の、体の小さいほうが

キタイワトビペンギン。

ペンギンだからといって繁殖期が同じでなく、GAOでは毎年
先にキタイワトビの繁殖期が来て、その次にジェンツーペンギンの
繁殖期に入ります。

巣箱を置いたときの作業時の画像が無くてごめんなさいなのですが、
巣箱を入れた直後、巣箱に陣取っているのは

 

全部オス。このときメスは別室に移動させています。

野生ではイワトビペンギンは繁殖地に最初に着くのはオスです。
オスが最初に着いて、巣の用意をします。
その後メスが到着するのですが、メスの到着前にオスが巣を
用意してなくてはいけないのです。

というわけで、メスが別室にいる間にオスに巣の場所をそれぞれ
決めてもらっておくのです。
GAOの展示場では、岩の上がスペックが高いらしく
年長者や強めのオスが陣取ります。

比較的若い個体は

下の方に・・・

 

いいじゃないの。大事なのは相手を迎え入れる気持ちだよ。
(上の階から糞が落ちてくるんですけどね・・・)
隣接している巣にはケンカしすぎないよう壁を設置しました。

 

GAOの巣材はイワトビがクチバシで挟んではこべる程度の小石です。
巣箱の中にはある程度小石を入れてあるのですが、巣箱を置いた直後
多発するのが

 

石泥棒です。

隣の巣から

適度な大きさの石を選び

自分の巣に入れて

ご満悦。

 

そして本日3月13日、キタイワトビペンギンの
産卵が確認されました!

 

担当者が決死の覚悟で撮影しました!

 

キタイワトビペンギンは通常1シーズンに2個の卵を産みます。
一度に2個ではなく、1個目を産んで3~5日後に2個目の卵を産みます。

 

最近は若い個体もいるので、新規ペア形成に期待しています。

 

 

 

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