モモ面積
先日。
頭上から降ってくるウッドチップ!
GAOスタッフは
秋田プライウッド株式会社にお邪魔して、
ウッドチップを大量にいただいてきました!
何のためかといいますと・・・
こちら!
ホッキョクグマの「産室」に敷き詰めるためです。
(いつもありがとうございます!!!)
妊娠してるかもしれない
ホッキョクグマのモモ用に産室を整えました!
野生下では、出産を控えたメスのホッキョクグマは雪に巣穴を掘り
そこにこもって出産・子育てをします。
GAOではホッキョクグマの繁殖に成功した施設から色々と
教えていただきながら、この「産室」を使っています。
雪を常時備えておくのは無理なので、木でつくられた小さな部屋と
周囲の音や光を遮るように防音材等で囲み、とにかく静かな
環境を作ります。
妊娠前~出産、子育ての計数か月、母親クマは外に出ることが
ありません。子供が自力で歩けるようになり、ある程度動けるように
なってから巣穴から親子で出てくるそうです。
今後、数か月ヒトが入れない空間になってしまいますので
(まだ立ち入りしてますよ)
カメラも取り付けます。
(なんかモモ壊しそうなんだよなあ・・・と呟く担当者)
この空間は真っ暗になってしまいますので
カメラは赤外線カメラを使用しています。
ちゃんと起動していそうでよかった。
さて、破壊神の異名を持つモモはこの産室をどうぶっ壊すのか・・・
まずはお試しで産室の扉を開放してみました!
初!GAOの産室に顔を入れた?モモ。
木のチップ、いい匂いだよね。
産室に入って、何をするかと言えば
敷き詰めてあったチップを外にかき出す作業に熱中していました。
まあ、だいたい予想はしていましたが・・・
とりあえず、大嫌い!な様子ではないのでよかったです。
ホッキョクグマが妊娠しているかどうかは事前にわかりません。
生まれてくる赤ちゃんは約500g程度(グラムですよ!)しかなく、
妊娠していなくても体が妊娠状態になる「偽妊娠」という現象も
あるのです。
GAOでは春に豪太との間に交尾行動が確認された、ということから
妊娠している可能性もある、出産しても大丈夫なように
整える、といった流れで対応します。
産室に興味を持った、嫌がっていなさそうだからといって
必ず出産があるわけではありません。
産室という空間も初のモモです。
見守っていただければ幸いです。
体が大きくなったせいか
いつもの小窓に占めるモモ面積が次第に大きくなっています。
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