山からの使者現る

先日、男鹿カエル調査団(←勝手に命名)は
再びカエル調査に赴きました。

 オタマたちが
でかくなっていました。

前回の「カエル前線(http://www.gao-aqua.jp/blog/?p=15533」で紹介した
ヤマアカガエルのオタマジャクシたちは順調に育っているようです!

にしても何食べて育っているんだろう・・・?疑問。
早速聞いてみました。

オタマジャクシは、この岩についているコケなどを食べます。
コケのほかにもミジンコとかも食べるそうで、食欲はかなり旺盛とのこと。
これから大きくならなきゃいけませんからね。前脚と後脚もつくらなきゃ
いけませんからね。

そのため、
 よく見ると
岩の先が黒く、地肌が見える部分にはオタマたちはいなくて、白っぽくコケなどが生えているところに
群がっています。
なるほど、オタマたちは岩についたコケを削り取るようにして食べていくんですね!

そしてこの日は

 別の種類の
カエルの卵、発見!!

これは「カジカガエル」というカエルの卵だそうです。
カエルの種類によっても産卵の時期って違うんですね。

卵を産んでいるということは成長したものも・・・と
岩をひっくり返して探していると
 いた!
いたいた!しかも2匹!メスの上にオスががっしりしがみついて・・・と思いましたが
なんか違いません??

 よく見ると
模様が違う。

実はこれ、上のオスはカジカガエルなんですが下はヤマアカガエルとのこと。
繁殖期のオスのカエルは、しがみつけるものなら種類が違ってもこのようにしがみつき、
滅多なことでは離れないそうです。
この2種類の間で繁殖するということは、ないそうなんですけどね。

こちらには
 いました!
カジカガエルのオスです。鳴いていたので、メスを呼んでいたのでしょうか。

このときはまだ明るかったので、カエルの鳴き声はあんまりしませんでしたが
カジカガエルの卵からオタマジャクシが生まれるのが楽しみですね!

豪太とクルミの夕方のエサのじかんだからと
自分はその場を去りましたが
カエル調査団は暗くなってからも調査を続けていました。
その後、調査団はある生物を目撃するのです。

 煌煌と光る
月の光に

 四足の
動物の陰が!

 カモシカだ!
崖の上に、一頭のカモシカが現れたのです!
月夜に現れたその姿はまるでもののけ姫のシシ神様!!(目撃者談)

 何してるんだろうと
様子を見にきたのでしょうか・・・。
草を食べたりうろうろしたりして、山の方へと戻っていったようです。
こーんな海のそばにカモシカがいるなんて、おどろきですね。

山から海へとつながっていく様子のイメージとしては
自分的には次第に傾斜がゆるくなり
植物も変わり
高い木が次第になくなって・・・という
ゆるやかな感じで環境が移り変わるイメージでしたが

GAOのある場所はその境目が
山と海の環境の変化が穏やかではなく
非常に隣接しているか、あるいはうまく混じり合っているのかもしれませんね。

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